世界の名言・癒しの言葉・ジョーク

吉川英治　　の名言・格言

　　小説家

朝の来ない夜はない。

There's no night which isn't followed by dawn.

あたたかい心で人のなかに住め。
人のあたたかさは、
自分の心があたたかでいなければ分かる筈もない。

（　「宮本武蔵」より　）

いいじゃないか、
５年道草をくったら、
５年遅く生まれて来たと思うのだ。

生きていること、
それはすでに、世間の恩であった。

（　「宮本武蔵　円明の巻」より　）

いくら年をとり、知識を積んでも、
人間には、人間本来の迷いの火ダネが、
白骨になるまでは、なくならないものらしい。

（　「新・平家物語」より　）

金のブルジョアがあるならば、時間のブルジョアという名もあっていい。

（　「草思堂随筆」より　）

この人生は旅である。
その旅は片道切符の旅である。
往きはあるが、帰りはない。
この旅でさまざまな人と道中道づれになる。
それらの人と楽しくスムーズにやっていくには
「人生のパスポート」が大切だ。
それはお辞儀と挨拶である。

今度も立派に乗り越えてみせるぞ。
朝の来ない夜はないのだから。

登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、
かえって逆境の、山の中腹にある。

晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ。

人づきあいとは鏡のようなものである

ひとの生命を愛せない者に、
自分の生命を愛せるわけはない。

行き詰まりは展開の一歩である。

（　「草思堂随筆」より　）

我以外皆我師（われいがいみなわがし）

Everybody besides me is my teacher.

英雄もただ英雄たるばかりでは何もできない。
覇業を成す者は、常に三つのものに恵まれているという。
天の時と、地の利と、人である。

（　「三国志」より　）

楽しまずしてなんの人生ぞや

（　「親鸞」より　）

今の足の向きひとつで生涯に大きな違いが生じるのだ。
必然、こうなるものだと決定された人生などあろうとは考えられない。
偶然にまかせて歩くよりほか仕方がない。

（　「宮本武蔵　火の巻」より　）

無心さ、純粋さ、素直さなどは人の心を打つ。
その力は、こざかしい知恵をはるかに凌駕する。