人は「この人がいないと生きられない」と思い込んでいると本当の自己主張ができません。自己主張できないままでいると、不満が不満を呼び、心は重苦しい鬱に沈みかねません。相手は「こいつは自分に依存しているぞ」と見抜けば、尊重を忘れて心の機微を軽んじるようになります。けれど「どうしてもダメならこの人なしでも生きられる」と腹をくくれば、ちゃんと自己主張できるようになります。相手は、しっかり腹のくくれた自己主張を前にすると、ちゃんと尊重してくれます。
( 「「未熟な夫」と、どうつきあうの? 」より )