ほとんどの人生では、成功と失敗は投げ損ねた釣り糸のように絡み合っている。失敗が成功を生み、やがてまた失敗し、再び成功する。その繰り返しだ。人生を振り返ったとき、かつては見事な勝利と思えたものが色あせて見えることがある。逆に、その当時は何とも思っていなかったものが、とても重要な出来事に感じられることもある。成功が自己満足にすぎなかったり、失敗が原動力になったりしたことは、後になってからわかるものだ。
( 「たくさん失敗した人ほどうまくいく 」より )