愛されることと、憎まれることは、ほとんど差のないことだ。
( 「妖異記」より )
玉のような生き方をすると、わずかな瑕にもおびえねばならない。石のようにごろごろと生きるがよい。
( 「香乱記」より )
苦しみに遭遇したとき、その苦しみからすみやかにのがれようとするから、かえって苦しみに捉えられる。