世界の名言・癒しの言葉・ジョーク

三浦綾子　　の名言・格言

　　作家

今までふり返ってみて、大きな不幸と思われることが、
実は大切な人生の曲がり角であったと思われてならない。

今日という日には、
誰もが素人だ。

（　「あなたへの囁き」より　）

苦難の中でこそ、人は豊かなのです。

秀れた人間というのは、
他の人間が愚かには見えぬ人間のことだろう。

ほんとうに人を愛するということは、
その人が一人でいても
生きていけるようにしてあげることだ。

（　「道ありき」より　）

やれるかも知れない、と思った時、自分でも気づかなかった力が出てくるものなのだ。
初めから、できないと言えば、出来ずに終わる。

何十億の人に、かけがえのない存在だと言ってもらわなくてもいいのだ。
それはたった一人からでいい。
「あなたは、わたしにとって、なくてはならない存在なのだ」
と言われたら、もうそれだけで喜んで生きていけるのではないだろうか。

（　「三浦綾子　文学アルバム」より　）

神様は、不要な人間をお創りになるほど愚かな方ではない。
一人ひとり、かけがいのない存在として、
この世にたったひとりの尊い存在として誕生させてくださったのだ。

人間てね、その時その時で、
自分でも思いがけないような人間に、
変わってしまうことがあるものですよ。

（　「塩狩峠」より　）

日頃自分が恥ずかしいと思っていることが、本当に恥ずかしいことなのか、恥ずかしいと思うこと自体が恥ずかしいことなのか、よく見極めて生きたい。

（　「ナナカマドの街から」より　）