世界の名言・癒しの言葉・ジョーク

カール・ヒルティ　　の名言・格言

スイス　　哲学者・法学者

多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲労させる。

神に変わって人間を支配する三つの力である金と名誉と享楽との関係を断ったときに、人は始めて自分を自由に感じることができる。

苦しみは人間を強くするか、それとも打ち砕くかである。
その人が自分の内に持っている素質に応じて、どちらかになる。

高慢は常に破滅の一歩手前であらわれる。
高慢になる人はもう勝負に負けている。

諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかく始めることだ。

つねに偉大な思想に生き、つまらないことは軽視するように努めよ。
これは、一般的に言って、人生の苦難と悲哀を最もたやすく乗り越えさせる道である。

寝床につく時に、翌朝起きることを楽しみにしている人間は幸福である。

人から受けた不正をいつまでも思い続けることは常に有害であり、そのうえ、たいていは無益でもある。
そういう考えを急いで払いのけて、そのために元気を失わないようにするのが、一番よいことである。

人を不安にするものは、事柄ではなく、
むしろそれに関する人の考えである。

（　「幸福論」より　）

われわが人生で当面する憎しみの大半は、単に嫉妬か、あるいは辱められた愛にほかならない。

われわれは消極的に
悪い習慣を捨てようと努力するよりも、
むしろ常に良い習慣を養うように心掛けねばならぬ。

（　「幸福論」より　）

幸福は人間の生活目標である。

勝つ見込みのない戦いをいどまなければ
負けるはずがない。
真の幸福は
われわれの力の及ぶところにあるものだ。

人間だれ一人として幸福を求めないものはない。
ただ、幸福の内容はどんなものか、
また、いったいこの世で幸福は見出せるかどうか
という点で、人々の考えが一致しないだけである。

（　「幸福論」より　）