世界の名言・癒しの言葉・ジョーク

五木寛之　　の名言・格言

　　作家

あじわう、ということは、どんなささやかなことでも
宝石に変えてしまう不思議な体験である。

（　「生きるヒント」より　）

占いとか、そういうことをちょっぴり気にするという気持ちがある人間のほうが、多少はまだ人間らしさがのこっているような気がするのですが。

（　「生きるヒント」より　）

証明することができない事柄を信用しない人がいる。
科学的でない、と理由からだ。
しかし、私たちは科学だけで生きているわけではないし、
市場原理だけで暮らしているわけでもない。

楽しいことは長続きする。好きなことは長続きする。
気持ちのいいことは長続きする。
そうでないことは、どんなに強制されても結局は続かない。

（　「生きるヒント」より　）

人間は誰でも自分が一番大切なのです。
そして、そのことを本当に自覚した人間だけが、
自然なかたちで他人を大切に思うことができる。

（　「生きるヒント２」より　）

よろこぶ、というのも一つの習慣じゃないでしょうか。
それに習熟することが必要な気がするのです。

（　「生きるヒント」より　）

私たちは、
人間にとって自由になることとならないことがある、
ということを受け入れなければなりません。

（　「生きるヒント２」より　）

私たちは、まず自己を肯定するところから出発したほうがいいようです。
自己を肯定し、自己を認めてやり、自己をはげまし、よろこばせること。
それが必要ではないか 。

（　「生きるヒント」より　）

人間の値打ちというものは、生きている
−この世に生れて、とにかく生きつづけ、今日まで生きている。
そのことにまずあるのであって、
生きている人間が何事を成し遂げてきたか、
という人生の収支決算は、
それはそれで、二番目ぐらいに考えていいのではないだろうか、
と思うようになりました。

人生の目的は、「自分の人生の目的」をさがすことである。

（　「人生の目的」より　）

大事なことは何か。なにごとによらず、
一つずつの行為を十分にあじわいながら、
その一瞬を大切に過ごすこと。
それがいま、特に大切に思われてならないことなのです。

（　「生きるヒント３」より　）

二十一世紀は情報社会だけど、情報の情は「情（こころ）」なんです。
そう考えれば、現代は“こころ”の時代ということになりますね。

（　「何のために生きるのか」より（稲盛和夫さんとの共著です。）　）

夢見ることは、人間にとって大事なことです。
心にも大事だし、体にとっても大事なのではないでしょうか。

（　「生きるヒント２」より　）