神様がたった一度だけこの腕を動かしてくださるとしたら母の肩をたたかせてもらおう。
( 「愛、深き淵より」の巻頭から 事故で全身麻痺になった著者の処女作。 )
辛いという字がある。もう少しで、幸せになれそうな字である。
過去の苦しみが後になって楽しく思い出せるように、人の心には仕掛けがしてあるようです。