世界の名言・癒しの言葉・ジョーク

ヘルマン・ヘッセ　　の名言・格言

ドイツ　　詩人・作家

愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ。

新しいものが始まる。
古いものに執着している人たちにとっては、
新しいものは恐ろしいだろう。
きみはどうするかい？

あなたの苦しみを愛しなさい。
それに抵抗しないこと、それから逃げないこと、
苦しいのは、あなたが逃げているからです。
それ以外ではありません。

ある人間をにくむとすると、そのときのわたしたちは、自分自身のなかに巣くっている何かを、その人間の像のなかでにくんでいるわけだ。
自分自身のなかにないものなんか、わたしたちを興奮させないもの。

（　「デミアン」より　）

一本の美しい強い木ほど神聖で模範的なものはない。

馬で行くことも、車で行くことも、
二人で行くことも、三人で行くこともできる。
だが、最後の一歩は、自分ひとりで歩かなければならない。

運命は、どこかよそからやってくるものではなく、
自分の心の中で成長するものである。

（　「クラインとワグナー」　）

君がどんなに遠い夢を見ても、
君自身が可能性を信じる限りそれは手の届くところにある。

心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ。

自分の道を進む人は、誰でも英雄です。

自分は、結局、自分の道をすべて、孤独で歩いてきたのだ。
散歩ばかりでなく、人生の歩みをすべて孤独に歩いてきたのだ。

人生の義務は、ただひとつしかない
それは幸福になることだ

人生は一頭の馬である。軽快なたくましい馬である。
人間はそれを騎手のように大胆に、しかも細心に取り扱わなければならない。

救いの道は右にも左にも通じていない。
それは自分自身の心に通じる道である。
そこにのみ神があり、そこにのみ平和がある。

地上には多くの道がある。けれど
最後の一歩は自分一人で歩かねばならない。

鳥は卵のなかからぬけ出ようと戦う。
卵は世界だ。
生まれようと欲するものは、
一つの世界を破壊しなければならない。

（　「デミアン」　）

悩みに囚われて意味を探し始める僅かな人々の中にこそ、
人類が生存することの意味があるのです。

人間はそれぞれ自分の魂を持っている。
それをほかの魂とまぜることはできない。

世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、
自分は死ねなかった。
だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、
ということを発見するようにしなさい。

私が心底愛している美徳が、ひとつだけある。
その名は「わがまま」

我々がある人間を憎む場合、
我々は彼の姿を借りて
我々の内部にある何者かを憎んでいるのである。

（　「デミアン」より　）

運命が甘いものにせよ、苦いものにせよ、好ましい糧として役立てよう。

（　「クラインとワグナー」　）

自分は自分自身について学ぼう。
自分自身の弟子になろう。
自分を、シッダールタという秘密をよく知ろう。

（　「シッダールタ」より、シッダールタとは釈迦の出家前の名前（日本では釈迦は仏陀と言われることが多いが、インドでは仏陀は悟ったものの意で、釈迦１人を表すことはない。）　）

神が人に絶望を与えるのは、
その人を殺すためではなくて、
新しい生命を呼び起こすためである。

人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、私は決して人生をののしるまい。

目的のない生活は味気なく、目的のある生活はわずらいだ。

勇気と節操をもっている人たちは、
ほかの人たちからみると、いつだって非常に気味の悪いものさ。

（　「デミアン」より　）