阿南慈子 の名言・格言
こんな私を見て他の人はどう思うのだろう。
ただ可哀そうと思うかもしれない。 どう声をかけたらいいのか、分からないかもしれない。
たとえ声をかけてもらっても、 「ありがとう。がんばるね」 と応える私の声は小さくて聞き取れないにちがいない。
そんな状態でも、人の心を拒むものは何一つないのだと私は思う。
病気の人はもちろん病気に悩むけれど、病気のことだけを考えているわけではない。
健康な人と同じように、いろいろなことを思い、たくさんの夢があり、希望があり、また喜びがある。そのことを知ってほしい。
神様は、私をこんなにも幸せに生かして下さっている。
人の目には価値なき者に見えるかも知れない私でも、神に愛されていることを知っているから、こんなに幸せ。
神様が全ての人をどんなに愛し、一人残らず皆の幸せを望んでおられるかを伝えたい。
神は存在そのものであり、命そのもの、愛そのもの。
だから、人間は皆一人ひとり、その神の愛に応えなければならない。 真剣に愛をもって生き抜くことによって。
そのことを伝えられたら、私は生まれてきた甲斐がある。 生きてきた甲斐がある。病気を受け取った甲斐がある。 そして、阿南慈子である甲斐がある・・・・。 ( 難病多発性硬化症により、37歳でなくなった。「神様への手紙」より )
そのことを伝えられたら、私は生まれてきた甲斐がある。 生きてきた甲斐がある。 病気を受けとった甲斐がある。
( 難病多発性硬化症により、37歳でなくなった。「神様への手紙」より )
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